商品ができるまで
口金工場
口金(がま口)工場のお話です。
おそらく、口金を作っている工場内を紹介するのは、ココが「初」だと思います。
海外製品・高齢化が進み廃業されていく中、がんばり続けている貴重な 国内で数件しか残っていない口金(がま口)製造工場の様子です。
どんな風に「口金」が出来るのかまず、工程を簡単にご説明いたします。
今回、工場さんに許可をえて写真をとらせていただきました。
[1.]薄い鉄の板をぐるぐる巻いた物を、薄幅にカットします。
薄切りバームクーヘンのようになった鉄のテープ状の物を「マシーン①号」へ流していきます。
[2.]油がのってカッコイイ「マシーン①号」が、鉄のテープをサイズに合わせカットして行きます。
プレスしてミゾを作り、両側の調つがいの穴まで空けます。
ドンドコズラズラ・・・カウントしながら出ていきます。
[3.]「マシーン①号」で、カットされミゾがついた鉄の細い棒を、
口金の滑らかなカーブにする為に 「専用の型=金型」で変形させていきます。
いろいろなカーブの金型があります。
マシーン2号
「マシーン②号」には、いろんな口金のサイズ「金型」を取り付ける事が可能です。
「金型」を「マシーン②号」の中央部分にセットし、「マシーン①号」で作った鉄のミゾ棒を下にセットし、1本1本押曲げて枠のようにして変形させていきます。
[4.]出来上がった枠を2つ組み合わせ、両サイドの調つがいを、ピンのようなパーツを「マシーン③号」で止めていきます。( 残念ですが「マシーン③号」の画像は秘密です )
[5.]最後に、上部分ひねり玉を2個、一瞬にして溶接して行きます。
[6.]そして出来上がった「口金の枠」はメッキ屋さんで、丁寧にメッキ加工され、仕上がっていきます。
当社共々パーツの工場さんや職人さんと協力しあって、 「日本製」を守って行くぞ!と、
常に「良品質」を心がけて物作りをしております。 [ MADE IN JAPAN ] [ がま口愛好家 ] の方々がいるかぎり頑張っていきます!
縫製工場
シャレールヤハタの商品の一部を製作している場所を紹介します☆
まずは縫製工場です。
長~い作業テーブルの奥には大きな裁断機があります。
裁断する前に生地を広げて生地の検品をします。
裁断する前に、反物になっている生地を広げてシワやクセを
落ち着かせる為、しばらく生地を寝かせてあげます。
そして奥にある裁断機に、流れるように運ばれて行きます。
奥の裁断機は、油圧式の大きな裁断機です。
鉄で出来た歯が付いた「枠」のような「金型」で生地を重ねて抜いていきます。
「金型」はパーツごとに1つ1つ形が違うので、無駄のないよう
計算し手動で裁断していきます。
ボタンを押すと「ガッシャーン」と力強い音がして、最初はちょっとビックリしますよ。
↓こんな感じですね↓
このようにして生地は作られます。